帆布のコト

<帆布について>

 

mizutama biyori worksは主に国産帆布を使って制作しています。

帆布は天然繊維を平織りにした織物です。

 

主要materialはパラフィン加工を施した帆布。

生地にロウびきを施すことによって、揮発性と強度が高まります。丈夫なのに驚くほど軽いです。埃や水分が付着しにくい撥水効果があり、従来テントやトラックの幌などに使われている特殊な加工です。

強くこすると白くなる、皺のようなものが目立ち易い(チョークマークと呼ばれます)ですが、パラフィン加工独特の特徴でもあります。

紙のようなパリッとした手触りで始めは硬くゴワゴワとします。一方で持つ人の頻度や癖、あたりや色褪せ、使われる方のスタイルに馴染んでゆく、このような風合いの変化もこの帆布の持ち味です。

 

 

<お手入れ>

 

普段のお手入れは、毛先の柔らかいブラシで、優しくブラッシングして埃や汚れを落としてください。

 

※パラフィン加工帆布については、パラフィン加工を保つため基本的にはお洗濯はおすすめしません。

 

汚れが気になる場合は、硬く絞った布(薄めた中性洗剤を含ませても)で軽くたたいて落としてください。

特に色物は部分的に強くこすると、その部分だけ色落ちしてしまう事がありますのでご注意ください。

どうしても気になる場合は、水洗いまたは中性洗剤で手洗い(押し洗い)してください。

形を整えて、風通しのよい場所で陰干しにしてください。

 

アイロンはドライで、必ず当て布をしておかけください。

シワも味わいのひとつになりますが、気になる場合はこの方法でアイロンをかけると、ほとんど伸びます。